母が体が不自由になってからは、人の話しの聞き役になることが多かったです。
ある日、母が電話で友人の海外旅行の話しを聞いていて電話を切った後、
自分にはできないことと諦めているようなうつむいた母の姿を見た時に、
母が無理だと感じていることをどうしても実現したい
と思いました。
ちょうど私が転職する予定でしたので、次の仕事に就く前の短期間、この時しかない!と父を説得してハワイ旅行を決行しました。
日本ではその当時はまだバリアフリーもそんなに普及してなく、空港までの下見を重ねハワイへ到着。
現地ではどうなるか心配してましたが、
欧米はハンディキャップのある人への配慮が日本より進んでいて、とても笑顔でみなさん車いすの母をサポートしてくださり、バリアフリーでないところは通りやすいところを探してくれたり、
母も笑顔で本当に喜んでいて、心から楽しんでくれました。
私は母が幸せになるためには、体が少しでも元に戻らなければと思ってました。
でも母の笑顔を見て、
今のままの母で幸せを感じれる場をつくることができる
ことに気づきました。
それでも自分にふりかかった病で失意に陥り、
すべてから見放され自分には幸せになる価値がないのかと
感じた時期もありました。
アーユルヴェーダやインド占星術を学んだことで、
それぞれの生命は違う性質をもち、違う目的をもった存在であることを知りました。
きっとみんな同じ生命では存在の意味がないのだろうと
数ある生命の中でたった一つのあり方を表現している貴重な存在なのだと
そんな多様な生命が、美しい調和の中で、みな幸せでありますように‥
そんな思いで、私の持つもので何かできればとこのアヌバンダという場をつくりました。
自然の恵みや聖典の知恵、目に見えないエネルギーという応援も借りて、
あなたの持つもの中で最大限の輝きと美しさを表現してみたり、
自分(家族)にしか体験できない喜びや幸せを見出すお手伝いができれば幸いです。