アーユルヴェーダの断食

イナムラ・ヒロエ・シャルマ先生の特別Zoom講座

7/3(日)に開催した講座では、グジャラート・アーユルヴェーダ大学の元大学院学長のH.S.シャルマ先生も講義をしてくださいました。

かつてインド人以外でアーユルヴェーダ大学の入学を許されたことがなかった時代に、このお二人の不屈の精神で、
始めてイナムラ・ヒロエ・シャルマ先生が外国人で入学されアーユルヴェーダ医師となられました。

ファスティングはアーユルヴェーダではどうなの?

今、ファスティングやプチ断食に関心のある方が増えてきましたので、
アーユルヴェーダの断食はどのようなものかお話し頂きました。

そして後半は参加者お一人お一人の質問やお悩みに先生方がお答えくださり、今回も終了時間をはるかにオーバーしても 親身にお話しくださり、 アーユルヴェーダのカウンセリング法の勉強にもなりました。

アーユルヴェーダの生理学

断食について学ぶ前に、食べ物がどのように代謝され、
私たちの体をどのようにつくっていくのか、
不調はどのようにして起こり、どのようにすれば健康を維持できるのかを知ることが大事ですので、
アーユルヴェーダの生理学の基本をなす3つの理論
・ドーシャ
・身体構成要素(ダートゥ)
・老廃物(マラ)
の特に身体構成要素(ダートゥ)について詳しくお話し頂きました。

医学書の原文をサンスクリット語で

アーユルヴェーダの三大医書であるチャラカ・サンヒターの中に、
このダートゥについて書かれているシュローカ(詩)を、
H.S.シャルマ先生がサンスクリット語で詠唱され、

それについて詳しくイナムラ・ヒロエ・シャルマ先生がご説明くださいました。

アーユルヴェーダの絶食療法

「アーユルヴェーダの絶食療法は、制限する必要があるからやるわけであって、
そういうことをしなきゃいけない、健康のため、生命のためにした方が良い人は当然やる必要があります。

アーユルヴェーダでは誰でもやっていいとは書かれていません。
誰でもやらないでください。

とお話しされました。

誤ったファスティング

その後、アーユルヴェーダの体質や症状に対応した断食や適した季節についてお話しくださいました。

ファスティングをすると生理が狂いやすいんです。そういうことを訴えてくる人もあるんですね。」

「無意味なファスティングをすると生理血が作れません。
だって栄養が足りないんだから。 だから生理が止まって当たり前なんです。」

食べたものの栄養が足りず、身体構成要素のダートゥをつくりだせないんですね。

「梅雨や夏など体力が落ちる時期には断食はしない」

知的過失・知の過ち

「流行でやるとか、他の人がやっているからとか、
スタイルを良くするためにすることは全く無意味なことです。 」

「(アーユルヴェーダの医学書)チャラカ・サンヒターにも、そのような行いは知の過ちと書かれています。」

「それが適当に合った人はプラスの結果を得られるけれど、合ってない人はマイナスの結果が出ます。」

個人個人で体質が違い、それに合わせた健康法がそれぞれあるわけですから、

・自分の体質を知ること

・生命の本来の健康とは

を知る事が、とても大切なことであることがわかります。

アーユルヴェーダの基礎から真髄まで

生命の深い真理を教えてくれるアーユルヴェーダ。

まずは「己を知る」

大切な家族、周囲の人がどんな体質をもち、それに対してどのように生活をすることが良いか、正しい知識を身に着け実践することが健康と幸せの秘訣です。

日本アーユルヴェーダ界のトップであるイナムラ先生、インドでもアーユルヴェーダの権威のH.S.シャルマ先生の教えを、分かりやすい基礎から真髄まで、ハーブやスパイスを日常に体験しながら楽しく学んでみませんか?

オンライン・通信講座例

Ayurvedaホリスティックアドバイザー養成コース

・様々なアーユルヴェーダハーブ製品の教材

・オールカラーのテキスト

・1:1の個人カウンセリング&質疑応答

・ご希望の方はインド占星術つき

日本全国・世界各地の方との交流も楽しいですよ。